The Return of Wordler

Wordleの日々の記録を中心に

Wordle日記 248 (2/22)

1回目

2がいっぱいの「猫の日」なので、「CAT」の3文字を含む語で「MATCH」(3+1+1+3+4)


=>黄色2個って、また中途半端にマッチしちゃったよ。(オチが早い)


しかし、後で良く考えたら「CATCH」「WATCH」「PATCH」と結構あるので
⬜🟩🟩🟩🟩
になっていたらギャンブルモードだった。危険単語として考察の方に追記しておきます。


2回目

なんか昨日と似た開幕になってしまった。まさかまた「OTHER」じゃないよね。


という思いが捨てきれず、かと言ってそのまま入れるのは何か違うので、寄せて「THROW」(1+4+1+1+4)


=>うわ、緑が2個と黄色が2個になった。これはギャンブルパターンだ。
ハードモードでは避けたかったけど、今回のギャンブルは単語の候補数は少なそう。


3回目

4文字開いてる上に頭が決まっているので推理できる部分は少ない。


3文字目が未知と仮定->「TH_RO」に確定->Yが入りそうだけど保留


3文字目がOと仮定->「THO_R」は無さそうなので「THOR_」っぽい->小文字だろうけど母音や同じ文字パターンも考えられるのでやっぱりギャンブルだ。


という事でまずは、石鹸だっけ?(それはSOAP)
「THORP」=>ハズレ。


4回目

手堅く「THORN」=>アタリ。


答え

ギャンブルは出現頻度の高い(点数の低い)文字から試すべきでした。そしたら1回縮んだのに。


Twitter見てると、最後1文字ギャンブルになっている人もいたけど、完全アナグラムな全部黄色の「NORTH」の罠にはまった人が多かったみたい。


ちなみに「THYRO」は接頭語としてはあるらしい。



match:調和する
throw:投げる
thorp:村落
thorn:とげ


余談

「魔法使いの嫁」のエリアスの異名が「影の茨(ソーン)」だそうな。確かにそんな呼ばれ方してたような。

Wordle日記 247 (2/21)

1回目

2文字目に母音の単語をいろいろ思い浮かべて、まだ2月だけど「MARCH」(3+1+1+3+4)


=>黄色が2つも出てしまったけど、「H」と「R」は連続しなさそうだからいけそう。


2回目

Hが前に、Rが後ろになるように、真ん中を母音にする。


頭は「SH」か「TH」か。


「SHORT」とかもあるけど少し高めで「THIRD」(1+4+1+1+2)


=>黄色3つになった。
頭で使えれば「THREE」とかの可能性があるけど、これは「TH」+「R」+「母音2つ」かな。
ハードモードとしては楽な方だ。


後で気が付いたけど「三月」と「三番」でゴロがいいじゃないですか。


3回目

Hが最後に来ないので「___TH」系が除外できる


1文字目がHと仮定->2文字目は母音に確定->Rは5文字目に確定->最後がTRは無さそうなので「H_T_R」で母音2つっぽい->思いつかないので保留


1文字目がRと仮定->Hの位置的に「R_TH_」ぐらいか->2文字目Yがありそうでないので保留


1文字目が他の子音と仮定->2文字目は母音じゃないと->Rが最後確定->「THR」で終わる単語なんて思いつかない


1文字目が母音と断定->「TH」が最後は無しなので「_TH_R」で母音2つ->「OTHER」しか知らない=>アタリ


答え

今回は正解の子音がうまく絞れてくれた。


最初2回が別の単語で全部黒だったとしても、3回目以降で同様の推理を展開して5回目には正解できていたのではないかと思う。


単語としては簡単だからかTwitterの報告では1発で当てた人が多数見受けられた一方、逆に思いつかない人も結構いて面白い。


march:三月
third:三番目
other:他の

Wordleのハードモードの考察

Wordleの攻略、特にハードモードに関して思うところを書いてみます。
ノーマルモードに関してはたくさんブログが見つかるんですが、ハードモードに触れているのがあまりにも見かけないもので。
と言っても必勝法とかではなく、推理を有利に進めるための戦略としてです。


Wordleの情報量を考える

Wordleで正解となる単語は2315語だそうです。
大学受験に必要な英単語は4000語程度で、5文字の単語はせいぜい400語。ちゃんと英語を勉強している人でもそのうちの半分ぐらいしかパッと出てこないのではないでしょうか。
つまり、知っている単語だけでいきなり正解する確率なんて数パーセントにしかならないのです。
(辞書を見ないでリストアップしてみたら私でも300語は軽くいけるのでもっと多いかも)


となると「知らない単語が正解に違いない」というつもりで文字を絞り込んでいくゲームだと割り切るしかありません。


Wordleは5文字の単語を6回以内に正解させる事が目標です。英文字26個に対して30個分しか指定できないのであまり無駄打ちする余裕はありません。


位置も正解の緑(🟩)の情報量は言うまでもなく最高ですが、序盤に確定するのは実はあまりうれしくありません。
と言うのも、ハードモードでは確定した文字を次以降でも必ず使わなければならないため、例えば1回目に緑が1個ある毎に2回目以降で増やせる情報量が単純に20%ずつも減る事になるからです。
イージーモードでも、ひょっとすると運良く正解するかもしれないという人間心理が働いて、そのまま緑を使い続けてしまうという事を考えるとやはりあまりうれしくないのではないでしょうか。
いきなり4つ緑になったとしても、残りの文字を絞り切れずに
⬜🟩🟩🟩🟩
⬜🟩🟩🟩🟩
⬜🟩🟩🟩🟩
⬜🟩🟩🟩🟩
⬜🟩🟩🟩🟩
⬜🟩🟩🟩🟩
こんな事にもなりかねません。(実際「?ight」の時になった人が多かったみたい)
イージーモードだと1回捨てて子音を絞り込みに行けますが、ハードモードでこうなるとギャンブルするしか無くなります。
緑が多い方が正解に近づいている感じがしますが、1回毎の情報量を減らしているだけなのです。


位置違いの黄色(🟨)の情報量も高いですが、やはりハードモードではうれしくありません。
次以降で使わなければならない事で位置情報という情報量が増えますが。


未出現文字の黒(⬜)が多いと残念な気分になりますが、ハードモードの序盤では非常に重要です。その分、次回に別の文字の確認ができるのですから。


つまり、Wordleの序盤は、特にハードモードは、いかに正解の単語内に出現する文字を「外すか」が重要なのです。


英単語の特徴を把握する

日本語は「ん」を除いて全ての音に母音が含まれているので、母音部分だけ発音してもなんとなく何を言っているのかわかります。
逆に英語は子音が主役で、子音だけを並べてもなんとなく単語が類推できます。


Yを半分母音として考えても[母音:子音]は[5.5:20.5]と子音は母音の約4倍の数があります。
実際には出現頻度が絡んでくるのでもっと差は小さいですが。


そのくせ母音が含まれない英単語はほとんどないので、何か単語を入力する時には必ず母音を使う事になります。
これは子音にも言え、子音が含まれない英単語はほとんどないのですが、文字数が絶対的に違います。
先に母音が確定しても、後で子音を絞り込む時にその母音を使わざるを得ないという状態になります。


すでに確定した文字を再度使っても情報量は増えないので避けたいという事を考えると、先に子音を絞り込むのがいいと考えられます。


さらに、ちょっと子音が違う似たような英単語が非常に多いのです。
母音を確定させた後に子音の組み合わせの海に飲まれて
⬜⬜🟩⬜🟩
⬜⬜🟩⬜🟩
⬜⬜🟩⬜🟩
なんて事になる可能性が高いのです。
逆に、母音が違う英単語の場合、母音は数が少ないので試行回数は少なくて済みます。


そして英単語には「組み合わせに制限が多くある」という事も重要です。
まったくルールのない文字の羅列というわけではなく、特定の組み合わせとなる文字がたくさんあるのはわかってもらえると思います。


序盤の戦略を考える

イージーモードと違い、ハードモードは後になるほど1回捨てて文字を絞り込むという事ができなくなります。なので序盤、特に1回目を捨て回にしたい。
捨て回なので真っ黒になるぐらいの方がいいので、なるべく黒一色にするためにどうするかを考えてみます。
前記したように知らない単語が正解である事の方が多いので後半は推理で解く事になるでしょうが、少なくとも1回目と2回目ぐらいは自分の知っている単語で埋める方針で。


文字の出現頻度を単純化するため、Scrabbleの点数で考えます。駒の枚数はこの際無視します。
(実際にはWordleの答えとなる5文字の単語で集計すべきなんでしょうが)
分かりやすくするために「Y」は子音と定義してしまいます。


1点:AIUEO(母音全部)、LNRST
2点:DG
3点:BCMP
4点:FHVWY
5点:K
8点:JX
10点:QZ


1点の文字は黒になった時の情報量が大きい(使われない単語が少ない)ですが、反面アウトになりにくい。
8点以上の文字はヒットしにくいので黒になりやすいですが、黒になった時の情報量の増加量は少ない。


頻度 ヒット アウト
多  小   大
中  中   中
少  大   小  


1回目は黒一色にしたいのだから、そこそこアウトになりやすく、アウトになった時もヒットになった時もいい感じに情報量が増える、出現頻度が中ぐらいの文字を多めに入れるのがいいのではないでしょうか。


さらに子音をなるべく先に確定させたいので、「子音4文字+母音1文字」の単語が有力候補となります。
例:CHARM、CLIMB、FLICK、GRAPH


前述したギャンブルの悲劇を避けるために類似単語の多い「FIGHT」や「MATCH」のような物は避けます。


2回目は3回目以降の戦略も考えると、「子音4文字+母音1文字」は同じだけど1点の文字を多めに入れて緑や黄色が出る事も期待したいです。
例:FIRST、PRINT、SHORT、SLING、TREND


この方向性で、個人的には入れる単語を固定せず、毎日ひらめきで変えていきます。

正解に向けて

1回目をうまく黒一色にできていれば3回目の開始時点で子音8文字と母音2文字の生死(?)が確定しているはずです。


2回目も含めて全部黒でも悲観する事はありません。ハードモードではむしろご褒美です。
この場合の3回目は「子音3文字+母音2文字」で少し確定させておきたい。
英単語として考えると「子子母子母」か「子母子子母」「子母子母子」が多そうです。


いくつか文字が確定している場合はギャンブルになるパターンが残っている可能性もあるので、油断はできません。
この場合の3回目はまだ「子音4文字+母音1文字」で絞り込みにいきたい所です。
まだまだ数があって大変そうに思えますが、残った文字を見ると意外にその組み合わせでできる単語は少ないはずです。特に「子子」の組み合わせは限定されているでしょう。


もちろん、こんな事をしていると「2回目で正解!」とかいうのは難しいですが、そんな運任せではなく、ちゃんと推理して6回目までにきちっと正解するという方針であれば有効だと考えています。